サリー 共通事項の説明
サリーとは、幅約120cm、長さ約5.5mの一枚布です。
実際に着る時は、ブラウスとペチコートが必要となります。
ブラウスはブラウス用共布がついているものもありますし、
同系色のものを別に用意する場合もあります。
ペチコートは基本的には見えないものですが、
写りや歩くときに裾がさばけることなどを考慮して
できるだけ同系色にします。
<パルー>
サリーには、片方の端にきれいな模様が入っている部分があります。
それをパルーといって、巻いていった最後に、
左肩から後ろに流れる部分になります。
そこに折り目を付けて後ろに垂らしたり、
前に持ってきて広げたり、
頭にかぶるように巻いたりと、いろいろアレンジ着方を
アレンジすることができます。
<ボーダー>
ボーダーとは、サリーの長い方の両側(裾側のみの場合もある)にある、
文字通りボーダー状の模様のことです。
写真のようにはっきりわかるものもあれば、
特にはっきりとは分かれていないものもあり、
サリーによって様々です。
<フォール>
フォールとは、サリーを巻いたとき裾に当たる部分に、
裏から当てる当て布のことです。
幅10cm前後で、同系色の布を縫いつけます。
重みをプラスすることによって、裾がちゃんと落ちるので、
裾さばきよく、歩きやすくなります。
また、補強の意味合いもあります。
インドでサリーを買うとフォールをつけるのは当たり前ですが、
日本で買うとほとんどついていません。
ついていなければ着れないわけではないのでそのままでもかまいませんし、
また、どうしても気になる場合は、自分でも簡単につけることができます。